伝説のパチンコ店アマテラスのお話の続き。
漫画カイジに出てくるパチンコ台
「沼」の導入日当日
全台大当たり0ということが
発生しました。
お店は大当たりが出なくて
SNSで謝罪。
で、次の日の沼の釘
めちゃグニャリと曲がった釘が
ユーザーによりSNSにアップされます。
一応、建前上釘を曲げたり
調整するのは禁止となっている
パチンコ業界。
もちろんどの店も調整はしているのは
暗黙の了解ですが
ここまで激しいのは
なかなかないですね。
激しいのがアマテラスのいいところなんですが
当時のツイッターとかでは賛否両論でした。
今解析が出揃ってわかったことは
この高尾が販売した「沼」
設定が三段階あって一番甘い設定にしても
機械割100%を超えないということが
わかりました。
常にお客さんが負ける設計ミスだったわけです。
ぐにゃりと曲がったアマテラスの沼が
実はお客が勝ったり負けたりできる
最善の釘だったのです。
パチンコメーカー高尾は
このあと
カイジハイアンドローという機種の
小当りラッシュを
パチンコ店の営業で使う見本機と
検定を通したあとの実際の機械で
性能が全然違うという
またしてもパチンコ店、ユーザーを裏切る
行為により破産
いまはオーイズミが救済してオーイズミの
子会社となっています。
細々したのですと
当時ドツキ(パチンコ台を叩くこと)で
攻略ゴトが横行した
南国育ち羽根を導入したら
案の定ドツかれまくるとかが
ありました。
そして全国に名前が知れ渡る事が
起きます。
コロナによるパチンコ店の休業指示に
従わず営業したことにより
総バッシングを受けます
神奈川県からは店名が公表されます。
テレビで連日報道されたことにより
ほぼほぼ休業していたパチンコ店ですが
「あの店は営業してる!」
とお客さんが殺到することに。
ただ今思うと
病院などが使用する
オゾン水での手洗いとアルコール消毒必須。
ナノミストによる店内空気除菌。
いち早く体温を計測する機械も導入してましたし
お客が遊技した台の清掃など
現在もそのレベルの感染症予防対策を
取るお店を私は見たことがありません。
5類に引き下げられたコロナですが
こういった感染症が将来また来ないとも限りません。
いや、必ずまた同じような病気が
現れるんではと思います。
そういったときに
中小企業は政府自治体の休業協力金ごときでは
到底事業を続けていけないのです。
ただし休業指示はほぼ強制。
これじゃパチンコに限らず
あらゆる業種で
新たに事業を始めようとは
なかなかならない足かせになるのでは
ないかなぁと思います。
そこらへんの議論というのは
今のうちから考えていかないと
いけないのではと思います。
そんなこんなで
ある日
アマテラスからパチンコ台、スロット台が
搬出されているのがSNSにアップされていました
伝説のお店アマテラスは
静かに幕を下ろしました
今は建物も取り壊され
跡地には他の建物が建築中です。
波乱万丈だったアマテラス。
パチンコ業界も
大手グループが生き残り
中小は淘汰されていく流れが
いまも続いています。
パチンコ台製造メーカーは新台を
バンバン販売して
それらすべてを買わないと
次の機械を売らない(抱き合わせ販売)
が横行。
小ホールが毎回新台を購入するのは
大変なことです。
でも買わないと売ってもらえない。
パチンコ業界全体も3店方式の
グレーな環境。
法に触れる触れないの話は
たびたび起こる現状です。
個人的な考えですが
公営ギャンブル的な立ち位置に
してもらえれば
国にお金も入りますし
競馬競輪などと同様
ある程度国民からも理解されるように
なるのではないかなぁと思います。
今は日本独自の産業ってもうほぼ
ないですよね。
パチンコって日本独自の産業ですし
世界に向けて発信できれば
また違った未来もあるのではないかなと
感じてます。
次回はアマテラスの良き思い出について語ります。